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わたしたちについて

福山慎一と申します。


大学卒業後、小学校の先生をし、その後民間の会社や塾を経験しました。


家族のバランスや自分の子ども達を育てるための環境で淡路島へ移住。
現在、淡路市の地域おこし協力隊を経て、空き家関連のお仕事を引き続きやっています。


教育畑の人間が、空き家?!と思われる方が多いと思います。
でも一貫して思い続けているのは、【子ども達に何を残せるか?】と言う視点です。
先生である前に一人の大人であり、人間です。
1人生まれた人間として、僕は子どもに(次の世代に)何を残せるのだろうと思います。
と同時に自分達の時代で解決していかないといけない問題もあると思います。
その一つが空き家の問題です。
このままでは、負の遺産ばかりを子ども達に残しかねない。


そんな思いをもつ中で、リコミンカに出会いました。

     

リコミンカを引き継いだ流れ


空き家の問題、価値のある家が壊れていくことに危機感を持ち立ち上がった先輩がいる事を知り、会いにいきました。


その方は建築家で、とても素敵な建物を設計している方でした。
僕が思う空き家への考え方、これからやっていきたい事、を既に実践されている方でした。


今は人手が足りなくて稼働していないけど、想いはずっとある。とのお話でしたので、僕にやらせて下さいとお願いしたところ、快く受け入れてくれました。

     

空き家についての想い、考え方。


空き家を考える上で大きな問題が2つあると思っています。


一つはこれからの地域。もう一つは大工さんの知恵と技術です。


地方創生、地域再生、地方移住、などの言葉をよく耳にするようになりました。
それほど、地方への関心が高まっていると思います。

その大きな流れで人は動いています。
人が動くときに必ず家は必要です。
空いている家はたくさんあるので、人が入れない。
そんな状況が全国各地で起きています。
日本の大きな問題です。

人のいないところに家は必要ありません。
家のないところに地域は生まれません。
地域のないところに交流は生まれません。


空き家の問題を直視し、真摯に向き合っていくことが、地域再生や地方創生の第一歩だと考えています。


もう一つの問題は大工さんの知恵と技術です。

仕事柄たくさんの古民家を見ました。
どれ一つとして同じものはありません。
その地域、その環境や自然に順応する形で作られています。
それを一つ一つ手作りで。

それらを作ってきた大工さんの技術が失われつつあります。

技術の進歩で変わっていく事もあるとは思います。
でも、本当に大切なことは後世に残していきたい、知って欲しいなと思います。


本当にすごいよ、先人の知恵と技術。

     

最後に


先祖代々の空き家のことを考えるとき、誰かに売ったり貸したりすることが、お金に細かいとか、先祖に申し訳ないとか、バチが当たるとか、そういったイメージをもたれることがありますが、
僕は全くそうは思いません。


むしろ空き家のことを真剣に考え、後世に残していきたいと思うことはとても素晴らしい事だし、引き継いでくれるのは親族だけではないと思います。


家は、先祖は、きっと家やその周りの地域を大切にしてくれる人を温かく迎え入れてくれると思います。


空き家の問題を先送りにせず、きちんと考えて行動している人こそカッコイイ人なんだと言われる、そんな世間になるといいな、という思いも込めて活動していきます。

     

未来のこどもたちの『居場所』を守る 。




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